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どう女の子を育てるの?5つのステップ

更新日:2023年6月12日

オーストラリアの児童心理学者、家族セラピストのスティーヴ・ビタルフ著書

女の子って、ちょっと むずかしい?」引用してます。2014年出版



 子供の育て方の基本は、叩くことはしつけではない子は親の鏡というブログでも、「子供は、自分とは全く違う一人の人間(個人)と考え尊重する」とお伝えしました。

 男の子と女の子では育て方が少し違います。今回はどう女の子を育てればいいのか?について書きたいと思います。

 私は3人姉妹の長女として育ちましたが、このブログを書くにあたり、自分の子供の頃を思い返すと、母親から教わらなかった事がたくさんあり、その代わりに中学のバスケ部のOBの女の先輩、バイト先の年上のお姉さん達が色々教えてくれたり、自分で少し痛い目に遭いながら経験をして学んできたなぁと思いました。

 昔は今のように育児書もなくて、母は母なりに精一杯出来る事をしてくれたのだと、大人になり心理学を学んだ私は、母の立場を理解する事ができますし、知らなかったり、良い見本がなかったのなら、自分が学べば良いのです。


女の子の5つの成長プロセス


1、(誕生から2歳まで)安心する 私は安全で愛されている?


 人間の赤ん坊は、地球上でもっとも依存性の強い赤ん坊である。完全に無防備で生まれてくる赤ん坊は、周囲の大人に愛されなければ、まともに成長できないことを本能的に知っている。ただ単に食べ物や衣類を与えられるだけでは十分ではない。例えば、機械によって赤ん坊を生かしておくこともできるかもしれない。だが、そうした育った赤ん坊は知性も親切心も発達させず、実に奇妙な存在になるだろう。赤ん坊の女の子が生き生きとし、『人生は素晴らしい』と確信するのは、親が彼女を優しく元気付けたり、歌ったり、話しかけたり、くすぐったり、可愛かったりすることを通してである。そうした状況の中で、女の子の情緒的、身体的欲求が満たされる。そのことによって、『私は愛されていて、安全だ』と言う生きる上でなくてはならない確信を得て、いつでも心の中に安心を持ち歩くようになるのだ。


穏やかさはスキルである?


 穏やかさとは性格の特徴ではない。単なるスキルだ。

あなたはそれが重要だということを心かに刻みつけなければならない。また、ペースダウンをして、周りの人々や、あなたが生きている一瞬一瞬としっかり繋がれば、人生の質が良くなることを認めるべきだろう。認めたら、心穏やかであることが自分にとって当たり前の状態になるまで訓練しよう。それは周囲の全ての人々にメリットをもたらす。あなたと一緒にいることで、平和や幸せを感じるようになるからだ。それこそまさに子どもたちが親に求めていることである。もちろんそれはあなたにもメリットとなる。ストレス・ホルモンが少なくなることで、あなたはより気分よく長生きするだろう。穏やかさは育む価値があるものだ。

 穏やかさは特定の行動から生まれる。深い呼吸をする、肩の力を抜く、筋肉を緩める、地に足がついているのを感じる。着実で楽な方法で手をつけた仕事に思考を集中させる、パニックを起こさない、といったことで生み出されるのだ。3、4回ほど息を数えるだけで、あなたの心拍は遅くなり、心が穏やかになるだろう。実際に穏やかな人ほど、そうしたことを無意識に行っている。緊急事態に直面すると、彼らは意図的に心を落ち着かせる。パニックになってとんでもないことをする傾向に反発するためである。

 感情の興奮レベルを自己制御することは、生きていく上で信じられないほど価値をもたらす貴重なスキルである。必要なのは、自分がいま、心穏やかかどうかを自覚することだけだ。もし心穏やかでなかったら、意識的に2、3度深い呼吸をし、地に足がついているのを感じよう。そして、アドレナリンの放出が弱まるにつれ、どのようにして心が穏やかになっていくか注意をしてもらいたい。数日、それを実行してみよう。そうすれば、穏やかさの自然な魅力が平和で安定した場所へとどんどんあなたを引っ張っていってくれるだろう。その結果、すべてがより良くなるだろう。食べ物の味、花の香り、シャワーの水の感触、肌の温かさなど。あなたは時間の進み方が遅くなることに気づくだろう。そして、口を開く前に、立ち止まって考えられるようになるだろう。それがもたらす恩恵は計り知れない。

2、(2歳から5歳)探検する 世界は楽しく、面白いところ?

 この段階は、女の子が自信を持つことや、周囲の世界に関心を持つことを学ぶ時期である。それは賢くなって創造性を身に付ける時期でもある。この段階は段階1の『安心』と言う感情の上に打ち立てられる。誰かが近くにいて見守ってくれていれば、リラックスしておもちゃを点検したり、よちよち歩きで芝生を横切ったり、泥んこや石や葉っぱで遊んだりすることができる。安心して母親に愛着を感じていない赤ん坊はあまり探求しない。母親や父親に捨てられるのではないかと恐れるからだ。

 この時期になると、絵の描き方、棒でつつく方法、物の組み立て方や作り方を教えられる。動物や他の楽しむ方法もわかるようになる。とくに自分を愛してくれる人に手ほどきされると、物作りや遊びに熱中するようになる。そうすれば、その子の脳は永遠に学習スイッチが入ったままになる。人生が冒険であることを知るのだ。

その後の人生において、不思議なもの、新しいもの、興味をそそるものは彼女にとって喜びとなるだろう。



娘を強くする


強い女の子を育てるには幼いうちから


 育て方によって、強い子に育てる道がある。私たちは娘が強くなるのを助けることができる。親業の大部分はそれをすることにある。娘たちを乱暴に扱ったり、辛い思いをさせたりするものではない。難局に立ち向かえるようになるのを優しく手伝うことによってそうするのだ。


※家事を手伝わせる


 第一歩は、家事を手伝わせることや、家族の一員としての自覚を身につけさせることから始まる。方法はあなたの子供の年齢に相応しいものでなければならない。


※娘に協力させる

 よちよち歩きの子供に何かするように告げると、時には従うことはあるが、往々にして従わない。簡単な要求から始め、求める時には娘の目をみよう。もし従わない時には、断固とした言い方で警告しよう。時にはそれが功を奏する。そうでない場合でも、決して諦めなてはならない。中には叫んだり、脅かしたりしる人もいるし、諦めたり、止めてしまう人もいる。いずれも子供に教えることにはならない。

 あなたの子供が何か「いけないこと」をしたとしよう。

 言いつけに従わない、誰かをぶつ、癇癪を起こして物を壊す、フェルトぺンで浴室に落書きをするなど。

 そのような時には、子供を気の散らない場所-----部屋の隅、壁際、どこか奥まった所-----に連れて行き、そこに立って、自分たちと話をするよう告げる。もし協力してくれないなら、協力出来る様になるまでそこに立っているように告げる(言うことを聞かない幼児の場合、担ぎ上げて運んでいくか、抑えているべきかもしれない)。

タイム・アウトというやり方。

 あなたと対応する準備ができたと子供が言うまで待とう。


 しつけとは子供を『打ち負かす』事だと考えている親が一部にいる。しかしそれがしつけの目標ではない。あなたは実際に子供を強くしたいと思っているのだ。子供たちが強い感情を覚えた時でも、自分自身の感情をどのように扱えば、実質的に考えられるようになるかを知る手伝いをしているのだ。

正しいやり方を教える


 しつけの中で手伝ってやる事や教えることはたくさんある。しつけは衝突することではない。何かがうまくいかなかったり、やり方がわからなかったりしたら、ただ単にどう取り組めばいいかを子供に示してやるのだ。

子供に教える順番


1、子供のためにあなたがやる。

2、子供と一緒にやる。

3、子供がやるのを見ている。

4、子供に自分でやらせる。


すべては欲求を理解することに尽きる


 誰でも欲求を持っている。子供は、叫んでも効果がなく、周りにいる人を困らせるだけだということに気づく必要がある。言葉ではっきり伝える方法を学ぶべきなのだ。幼児にとって、それは大きなステップである。6歳の子供は話しが聞けて、説明ができ、感情を分かち合い、幼児が忍耐力を欠いていることを理解出来ると良いし、親であるあなたは聞くこと、心の平和を保つことが出来ると良い。幼児は教えられない限り、大声で叫ぶからだ。

 まだ子供が小さいうち、こうした教えは現場で『ライブ』で行われる。10代になる頃には、現場から離れた所で、話し合いで教えられるようになり、規則や結果に焦点が当たりがちだ。ティーンエイジャーは傷つけた人に埋め合わせをしたり、なんらかの特権を失ったことを悔やんだり、自分のした約束を守ることによって信頼を取り戻すようになる。


しつけが重要になる時


 私たち自身の子供時代、親たちは怒鳴ったり、責めながらしつけを行うことが多かった。怒鳴られたら、腹立たしかったし、不愉快だった。真のしつけはそのようなものではない。あなたは忍耐と励ましを持ってしつけをしてほしい。その際には二つの目的をもつことだ。一つは、子供たちが自立すること、これはあなただけでなく、子供たちも望んでいる。もう一つは、子供たちが立派に成長するのを助けることで、子供たちといつもの日か親しい友人になることである

3、(5歳から10歳)社交スキルを磨く みんなとうまくやれる?


 人と付き合うのは確かに難しい面もあるが、大体は楽しいものだ。それは母親や父親、兄弟姉妹だけに限らず、他の子や大人との付き合いにもあてはまる。この段階になると、何かにつけて自分一人だけでやるよりも、少し分かち合ったり、譲ったり、協力し合ったり、一緒に遊んだりした方が楽しいことをあなたの娘は気づくようになる。これは3、4歳にならないと出来ないが、3、4歳になっても簡単なことではない。だが最初は母親や父親から、後に他の人から学ぶことによって、自分が宇宙の中心ではないことを女の子は理解する。また、他の人も色々な感情を持っていることを理解する。

 小学校に通っている間、このもっとも込み入ったスキル-----自分を評価しつつ、他の人も評価し、尊敬の気持ちを持って扱うスキル-----は徐々に習慣されていく。どんなスキルを身に付けられるかは、思いやりを持って扱われれば、思いやりのある人間へと成長する。正直に扱われれば、正直になる。

 『大抵の人は私に親切にしてくれるわ。私は人が好き。一緒に遊ぼう!』

 そうして、あなたの娘は「社交的な人間」になっていく。残りの人生、お互いのためになる幸せな方法で他人との付き合い方を身につけるだろう。


友情のスキルとはどんなものか?


友情のスキルは赤ん坊の時に始まる。母親と赤ん坊の安全な愛着は、愛することや他人と親密になることを可能にする信頼感の基礎になる。もしあなたの娘があなたと親しいなら、他人と親しくなる方法がわかっているだろう。

 あなたの娘が友達になろうとしている女の子は、時に、不安がちな赤ん坊時代を過ごしている事がある。(冷たくて無関心な母親、ストレスの強い母親、うつ病の母親に育てられたかもしれない)。こうした友達は『自分の問題』を友情関係に持ち込むかもしれない。不安がちな女の子はしがみついたり、新しくできた友達を分かち合うのではなく、独占したがったりすることで、不安を示すかもしれない。

 あるいは支配的になったり、操作的になったりするかもしれない-----私の言うことすべきだとか私が選んだ所に行くべきだと言い張るかもしれない。そのような女の子でも、もし安心出来る友情が育めれば、不安を克服出来るだろう。しかし、あなたの娘はそうした人を負担に感じ、逃げ出すこともしばしばある。他方、もしあなたの娘が不安がちな子なら、同年代の女の子と一緒にいて安心だと感じられるようになるために、あなたから親密さや友情をもっと必要とするかもしれない。

母親と父親は娘の最初の友なのだ。

 あなた自身の行動を振り返ってほしい。穏やかで地に足がついており、一緒にいる時に、いつでも娘の要望を叶えてやれているだろうか?女の子によっては他の子よりも元気づけを必要とする。なかには移り気な母親や父親もいる-----過剰に関わったかと思うと、次の瞬間、冷淡になったりするのだ。彼らの娘はすぐに盾をかざすようになる。それは固すぎて、どうすることも出来ない。

 しかし、気を取り直してもらいたい。完璧な人間などいない。娘との関係は常に障害を取り除く方法を学ぶ機会なのだから。




友達付き合いに関わる重要な7つのスキル

1、他人と一緒にいることを楽しむ

2、順番を守ることや、分かち合うことを学ぶ

3、共感することが出来る

4、攻撃性を制御出来る

5、自分が間違った時や、友達の気持ちを傷つけた時には謝る

6、他人の気持ちをくむことができる

7、いつ他人を信じ、いつ信じるべきでないかを学ぶ


娘と、どうしたら良い友達を作れるのか話し合ってみよう!


*娘は自分を良い友達だと思っているだろうか?

*娘のこれまでの友達の中で、最良の友は誰だろうか?その理由は?

*娘は年齢を重ねるにつれ、友達として良くなっているだろうか?

*良い友達になるために娘が乗り越えなければならないことはなんだろう?


感情はどのように働くか?


 感情もしくは情動(交換可能)他人とやり取りの方向性を示す羅針盤である。

 私たちには二組のスキルが必要だ。第一に、自分自身の感情を読み、何を告げているのかを聴くスキル。第二に、他人の感情を読み、どう扱うのか、どうやって思いやるか、どうやって離れているかを知るスキル

 もしあなたが感情の言語を理解していれば、その知識を上手に娘に譲り渡し、娘を自信を持った強い子に成長させることが出来るだろう。

 人間は何百という様々な感情を持っているが、主要な社会的感情はシンプルで簡単なものだ。恐れ、怒り、悲しみ、喜びのだった4つしかない。これら『羅針盤の4つのポイント』は、自分自身の面倒をどのようにして見たらいいかを知る手助けをしてくれる。


*恐れを感じると、注意深くなる。-----直感に耳を傾けよう。

*怒ると、自分自身を守ろうとする。-----怒りの目的は強さを示すこと

*悲しいと内向的になり熟考する。そして安心出来る人を抱きしめたい、あるいはそういう人に抱きしめられたい。-----悲しみを表現することが、喪失感や落胆する気持ちを手放す余裕を女の子に与える。親である私たちは往々にして子供が悲しむことに耐えられず、食べ物やユーモアを使って、急いで悲しみを追い出そうとする。でも、子供との繋がりを保ったまま時間を与えれば、やがて悲しみが過ぎ去っていくと信じた方が賢明である。

*喜びを感じると、リラックスして自分の魂を祝福し、元気を取り戻す。-----喜ぶ力を高めてやろう。


4、(10歳から14歳)自分の魂を発見する  私を本当に幸せにしてくれるものは?


 思春期になると、女の子は自己の二面性を強く意識しはじめる。一人前の女性にはほど遠いが、もはや子どもでもない。冬の樹木のように、開花する準備ができたときのために栄養分を蓄える。これは、女の子が深層の自己の『内部』-----本当の自分-----を強化し始める時期であり、自分が何に敬意を表し、もっと大切にするかや、何に興味や情熱を抱くかを考える上での手助けを必要とする時だ。この年齢の女の子はしばしは喜びや目的意識をもたらしてくれる創造的な『ひらめき』を得る。言い換えれば、生きる理由を見つけるのだ。

多くの10代女性は認められたいと言う強い承認欲求を持っており、それが彼女たちを鈍感な順応主義者にする。そのような欲望から自由になるには、様々な経験を通して心を鍛え、信じることの尊さを学ばなければならない。

 女の子の魂は強く抜け目のない野生動物に似ている一方で、とても用心深い。そのため、真の姿を現すには時間と冷静さを必要とする。魂を見つけた女の子は人生の大きな疑問に直面する準備ができる。自分の思惑で誰と親しくするかを選び、将来の進路を自分で選択し、どんな仲間と共に行動するかを決めるのだ。自分自身の魂をしている女の子は優しいかもしれないが、自分の中に剣をも持つ。だからこそ、軽率な男の子や偽りの友達に簡単に操られない。彼女は誠実で強い心を持ち、自分自身はもちろん、周囲の人たちのことも守る。


10歳〜14歳の女の子は私たちの時間や関心をより多く必要とし、私たちは娘のためにいつでも手を貸してやる準備をしていなければならない。この時期は教えるべきことをきちんと教え、必要とあれば向上してやり、気になることがあれば問いただし、より高いものが求められる活動に関わらせ、娘が素晴らしい女性になる準備をさせる時なのだ。

 しかし、娘を1人で押し出すような事はやめよう。また、娘がメディアに踊らされて、年不相応にセクシーな格好したり、男の子に受け入れてもらうために、男の子の要求に従うのを黙って見過ごしていてはならない。娘は大人の女性になる準備をしているとは言え、その準備自体が1つの段階なのだ


思春期に起こること

 女の子の思春期は平均して10歳頃に始まるが、信じられないほどのバリエーションがある。8歳〜16歳までの間のいつからでも始まりうるのだ。いつ始まっても十分な知識を持って冷静に対応できるよう、娘に備えさせることが大切である。


*

 乳房の発達は驚くほどバラエティに富んでいる。その事を若い女の子に説明することが大切である。クラスで最初に胸が膨らむと戸惑ってしまう事がある。逆に、少しでも遅れると、悩む子もいる。


*恥毛

 胸が変化し始めて数ヶ月の内に、恥毛が生え始める。


*月経

 ナプキンについて教えてやる必要がある。あなたが月経やその処理の仕方について話すことにすでに娘は慣れているかもしれない。あなたが肯定的な態度をもっていれば、凄く助けになる。月経を不快なものとみなすのではなく、成長の証であり、将来、望めば赤ん坊を産む事が出来るということに焦点を当てよう。月経になっても、やりたい事をほとんど止める必要がない事を娘に思い出させよう。

 最初の数年、月経は規則的ではない。

 あなたも娘も、いまや、妊娠が可能である事を知る必要がある。


*お尻

8〜9歳 女の子はずんぐりしてくる。これは思春期になりつつある最初の兆候である場合が多い。体内のエストロゲンのレベルが上がると、お尻と骨盤が広がる。


*その他のこと

 女性器は自ら洗浄し、いったん思春期が始まると、時々、白っぽい分泌物を出す。それが健全で正常である事を娘に話して貰いたい。


*祝福

思春期を否定的なことのようにみなすのはやめよう。女性になる興奮と驚きを伝えることが大切である。中には、娘の成長を祝って、母親、おば、祖母が一緒になって特別なディナーを食べたり、キャンプへ行ったり、素敵なホテルに行ったりする人たちもいる。儀式を工夫したり、娘を愛する女性達と共に過ごしたりする人たちもいる。娘を祝福してやろう。娘が無事に育った事を讃え、感謝する時なのだ。



スパークを発見せよ!


10歳〜14歳の女の子の仕事は自分の根をあるがままの自分に深く根付かせることだ。   

 それをするための方法はたくさんある。第一の最も簡単な方法は『スパーク』と呼ばれるものだ。

 子供や10代の若者はほとんど常に何か-----支えられさえすれば、信じられないほどの喜び、動機、方向性をもたらす興味、情熱、才能、関心を持っていることを発見した。

 その『何か』が彼らの『スパーク』である。


*「あなたにもっと大きな喜びを与え、最も生き生きとさせ、目的意識を与え、興奮させる活動はなんですか?」と質問されると、100%の子供がそのアイデアを理解した。

*65%の子供がそれらの基準を満たす少なくとも1つの活動を上げることができた。自分のスパークが何か子供たちを知っているのだ。


*10%の子供も、知っている大人に促されると、自分のスパークを見いだすことができた(ただ単に内気なあまりストレートに言えなかったのだ。)


*全体の10%の子供たちは自分の情熱に火をつけるものを2つ以上持っていた。ラッキーな子供たちだ!


古代の哲学者プルタークは「若さを満たすべき容器ではなく、灯すべき火である」と語った。

 あなたの娘はスパークを持っているだろうか?それが何なのかあなたは知っているだろうか?娘のスパークは赤々と燃えているだろうか、それとも消えかかっているだろうか?

スパークが本当に明るく燃えてるの見るために、何が必要だろう?


スパークを追い求めやすくするために


1、スキルもしくは才能-----例えば、絵を描く、文章を書く、運動する、ダンスをする、作曲をするなど。あなたの子供は生まれつきそのようなことが上手で、楽しんでやっている。


2、コミットメント-----例えば、自然保護や社会正義のために働くこと。彼女たちを力づけるのは思いやりのパワーである。


3、性格-----エンパシィ(共感)のような個性の一部-----人がよく相談に行く人や勇気のある人、物を波形と言う人、あるいは先頭切って物事の修復にあたる人(何かが起こるとすれば、先頭に立っているのは自分の子供だとあなたは断言できる!)


私たちの仕事は子供のスパークを認め、強化すること。


スパークを明るく燃やすために、必要で大切なこと


1、自分を支えてくれる大人が家族の中にいる。

2、自分を認め、助けてくれる家族以外で、学校やコミュニティーの大人がいる。

3、スパークを励まし、火を灯すために必要な事は何でも行える機会がある。


なぜスパークは重要なのか?


 情熱の発見(とそれに従うためのサポート)がその後の行動に決定的な影響及ぼすことを示している。スパークを持った子供たちはスパークを持たない子より学校生活を上手にこなす。また、より幸せで自信を持ち、大人とも積極的に関わる。健康の面や規則の面でも、問題を起こすことが少ない。


スパークのためにあなたが出来ること


 子供のスパークを知る事は、ティーンエイジャーを持つ親の優先事項である。あなた自身のスパークの変遷を思い出すことができれば、助けになるだろう。

 あなたは子供の時、何をするのが好きだったろう?

 それはずっと同じだっただろうか、それとも変わっただろうか?

 あなたのスパークは消えてしまっただろうか?

 現在、あなたの人生を輝かせているものはなんだろう?


トレイシー・チャップマン「あなたの持ち物は全てあなたの魂(ソウル)


人生を左右するおばたち


 本書の冒頭で、女の子の心の健康が著しく損なわれていることを指摘した。その理由の1つとして、おばの役割をする女性がいなくなってしまったことが挙げられる。私は公演の折、よく聴衆に尋ねる。

「あなたの人生に大きな影響与えたお子さんがいる人?」

 大体、3分の1の女性が手を挙げる。歳をとっているほど、その数は多い。今日、おばは女の子の人生から急速に消えつつある。おばと言う言葉で私は言わんとしているのは正真正銘のおば(父親や母親の姉妹)と、娘の幸せに個人的な関心を持っている母親や家族の大人の友人である(祖母はやや異なった役割を持ち、役割モデルというよりびょうとして機能する。年齢が祖母たちを女の子の想像力を超えたところに置くのだ)。すべての女の子は少なくとも1人特別なおばを必要とする

5、(14歳から18歳)大人へと踏み出す 自分の人生に責任を持てる?


18歳になると、あなたの娘は大人になり始める。だから、14歳の頃、その大きな飛躍に備える準備を本格的にはじめられなければならない。その大半は実務的なこと——使い方、クルマの運転術、時間管理術、食事のマナーや服装の選び方、健康維持の方法や安全性の確保の仕方など——だ—人生と向き合う態度も大きく転換しなければならない。14歳から大人になるまでの間に、女の子は、自分の人生を文字通り自分の手に握っていることを教えてくれる象徴的な出来事、成長の儀式、経験、そして場合によっては、不幸な出来事を必要とする。

 人生の舵取りをしているのが自分であることを自覚するのは恐ろしいことだが、それは良い意味で恐ろしい。自分自身を落ちつかせることによって、また年配の女性に歓迎され、支えられることによって、女の子は子どもっぽさ、あるいは毒になる幼稚さを捨て去れるようになる。そして、自分の人生に責任を持ち、積極的に自分の人生を価値あるものにしようとする。人生そのものがそうした自覚を女の子にもたらすこともあるが、それを偶然に任せるのはいささか危険で当てにならない。深刻な傷を負うことになるかもしれないからだ。中には成長しない子どももいる。そのような子の人生は独りよがりで無駄に費やされる。彼女たちは惨めな気分でさまよい、他人を責め、決して責任を取ろうとはしない。

 女の子は慎重かつ積極的に健全な女性へと旅立たせてやらなければならない。そうすれば結果は目覚ましいものとなる。自分自身の人生に責任を持ち、この世の中でかけがえのない存在になるのだ。



大人になる準備をする


 伝統社会において、女性がしばしば14歳で結婚したと言うのは本当である。当時の社会では、許容される行動に関する鉄板のルールが女性を縛り、人生の全てを規定していたのだ。これについては私たちは娘とともに全く異なる女性の生き方を模索している-----性役割に縛られず、男性と同等の機会を持った自立した生き方だそのような生き方を実現するには少し時間がかかる。14歳〜18歳までは一生懸命準備する時期となる。なぜなら、現代の女性の生き方は生易しいものでは無いからだ。あなたの娘は自信、明晰な思考、感情的な強さ、人付き合いのうまさ、自分の人生に対する責任を必要とするだろう。それだけではない。しっかりした目的意識を持ち、自分の人生を意義あるものにする何かを追い求めなければならない。娘を未来へと送り出す前に、それを手伝ってやるのが親の務めである。


何が女の子を大人にするのか?

 今日、大人になるのは18歳〜21歳の方だと私たちは考える。だから、女の子は18歳ごろまでに、自立して十分に活動できるようになっていて欲しい。この年齢になれば、法律上は車を運転する、働く、セックスをする、(日本は20歳以上)酒を飲むといったことができるし、あらゆることに関して自分で選択することができる。つまり、私たちは自分自身や他人を傷つけずに、娘がそうしたことをできるかどうか確かめなければならない。しかし、真の大人トラブルに巻き込まれないようにするだけでは済まない。自分自身の人生の目標や目的を持つべきだ。自分にとって本当に大切な事を見いだすと言うことである。この年齢層の娘を持つ私たちの役割は、娘の人生の目標探しに手を貸すことだ。


雑用も大人への準備であると教える


*使ったものを片付ける、洗う、整頓する。

*持ち物を整理整頓し、必要な時に簡単に見つけられるようにする。

*良い作法を身に付け、相手が見知らぬ人でも家族でも、礼儀正しく話す。

*他人の持ち物を、敬意を持って扱う。

*間違ったことをしたときには謝り、自分が引き起こした問題を修復し、解決する。


段階ごとに学びがある


5つの段階が理解しやすいことをお分かりいただけただろうか。

 女の子といっても人それぞれ。何歳でその段階が訪れるかは個体差があり、段階が重なることもある。というのも人間の本性は効率的なところがあり、一つの学びが終わらないうちに、別の学びを始めるからだ。それぞれの段階をよく見極め、うまく対処しよう!

 重要なのは、あなたの娘が一つの段階を終える度、人生について一つの結論に導かれるということだ。それはあなたの娘を助ける場合も、悪影響をもたらす場合もある。

例えば、少女時代に五段階の学びを一つもやり終えることが出来なかったと想像してみよう。その女の子は、次のような残念な結論に達するだろう。


1、人生に確かなものはなく、誰も私を愛してくれない。

2、新しいアイディアや物事は何もかも恐ろしい。

3、他人は信頼出来ないし、仲良くするなんて無理だ。

4、私には何の価値もなく、取るに足らない人間だ。

5、成長するのは難しい。私は大人になんかなりたくない。自分の身に起こることを変える力もそれを選ぶ力も私にはない。ただ受け入れるしかない。


極めてネガティブな結果だが、日々、女の子と接している者なら、誰でも合点がいくだろう。どんな親でも、自分の娘やその友達、さらには近所の女の子たちの中に、各段階を乗り越えられてないケースを見ることができる。難なく各段階の学びを消化していく子がいる一方で、そうではない子もいるのだ。それぞれの段階で女の子が心に抱く結論、人生を変える影響力を持っている。幸いにも(あなたがいま恐怖で凍りついているなら、安心してもらいたい!)、その結論は多くの経験を寄せ集めて少しずつ形成されるので、焦る必要はない。各段階は数年続き、軌道修正するチャンスはたくさんある。

 親として大切なのは諦めないこと。娘を愛し、挑戦し続ければ、きっとうまくやれるだろう。たとえあなたの娘がいくつかの段階を既に通過したのに、実際にはまだそのメッセージを受け取っていないと感じたとしても、絶望しないでもらいたい。遅れて再形成去れることがよくあるのだ。

 もちろん、あなたには可愛い赤ん坊の娘がいて本書を読んでいるとすれば、とてもラッキーだ。いずれにせよ娘が何歳になっても、十分な思いやりと動機を持って接すれば、いつでも軌道を修正出来るだろう。


我が身を振り返ってみよう


※赤ん坊の時、あなたは安全で安心だと感じただろうか?両親は健全な人生を送り、本当にあなたを愛し、あなたといることを楽しむことが出来ただろうか?


※あなたは遊び、楽しみ、周囲の世界を探検するように促されただろうか?両親はよちよち歩きだったあなたを、興奮させ、興味を持って良い人生とはどのようなものかを教える時間を持っていただろうか?


※あなたが学校に通うようになった時、両親はあなたを助け、友達と仲良くする方法を教えてくれただろうか?両親自体も友人と仲良くしていただろうか?両親は自分自身を大切にするだけではなく、他人の思いにも敬意を払っただろうか?


※10代前半の頃、あなたの独特の興味は周囲に支持されただろうか?それとも周りの人は忙しくて支えてくれなかっただろうか?


※10代半ば頃、自分自身の魂を知り、自然や宇宙との繋がりを感じられただろうか?


※最後に10代の終わり頃、自分の行動の結果を見据え、力の感覚だけではなく目的意識を持っていると感じられただろうか?


問いかけはたくさんあるが、あなた自身が大丈夫なところとうまくいっていないところがすぐわかるだろう。そうすれば娘のために何をすればいいか、それがどれだけ重要なことかを知る助けになるだろう。


次回は、4つのリスクから女の子を守るには?ついてブログを書きたいと思います。






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