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4つのリスクから娘(女の子)を守るには?

オーストラリアの児童心理学者、家族セラピストのスティーヴ・ビタルフ著書

女の子って、ちょっと むずかしい?Raising Girls」と、オックスフォード大学で女性 心理学のリサーチをしているレイチェル・シモンズ著「女の子どうしって、ややこしい!Odd Girl out」引用してます。


 私が、ティーンエイジャーだった頃はiPhoneやAndroidの携帯電話はなかった。

 友達やボーイフレンドは家に電話してきて、父親にガチャギリされた事もあるし、長電話を怒られた事もあった。親は娘が誰と友達で、誰がボーイフレンドなのかを知ることが出来た。家に電話をかけることで、どう挨拶して、取り次いで貰うのか?って普通に学んでいたのだと思う。今は、小学生の時から携帯電話を持ち、直接子供同士は携帯電話でやり取りが出来るので、親は交友関係を把握しずらい。

10年位前に知り合いの母子家庭の知人の高校生の娘は、彼氏が家に泊まりに来るという事を聞いた時に、驚いた。高校生で、家に彼氏が泊まりに来るなんて、私の時にはなかった事だ。

 コミュニケーションの取り方が変化している。『顔を見て話す』のではなくメール、LINEと『文字で会話』になってきているせいで、人との関わり合い方が苦手という人も多い。文字では受け取る人によって文章の意味合いが違ってしまい、誤解を生じる事もある。会社でも勤怠連絡をLINEで出来る会社もあるが、基本は『電話をする』が出来ない人も多い。

Twitter、Instagram、Facebook、LINEと直接知らない人達との交流は、いじめ、事件に発展するニュースをよく目にする。インターネットを簡単に使えるので、ポルノ、自殺サイト、パパ活、色んな情報がある。

 私達が子供の頃とは大きく変わっている子供達を取り巻く状況に、大人であり、親である私達は対応していかなくてはならい。

 普段からの子供との『コミュニケーション』が重要である。

 子供達は『学校』という狭い世界で生きている。学校の友達付き合いがすべてと思っている。友達とは何か?どう友達付き合いをしていくのか?と、話しをしてみて欲しい。

 家庭(母親)が安心できる子供にとっての『安全基地』である。

1、早くセクシーになり過ぎる女の子たち


 女の子たちがあまりにも早く成長し過ぎると言うことだ。その兆候はすべての親に馴染みがあるだろう。8歳の女の子の大変お世話に自分の容姿を気にする。化粧なしで外出しない12歳の女の子。10歳〜14歳の女の子をターゲットにした雑誌がオーラル・セックスを取り上げる。私たちはそれが良いことかどうかを問うこともなく起こるがままに任せている。

だが、明らかに間違っている


 フェミニズムが始まって40年も経過した今、私たちの娘は自分自身であることを自由に選択していると感じられても良いはずである。自分が価値のあるかけがえのない存在だと骨の髄から思ってしかるべきである。だが女の子たちは不安に付きまとわれてきた。自分がどう見えるか-----どれだけ魅力的か-----が気になってしようがなかったのだ。それ以外のことをほとんど考えられない子もいる。

 他人をどれだけ喜ばせられるか、『商品』としてどの程度のランクかといったことで評価されることが、少女たちを50年前に連れ戻した。セクシャリゼーション-----外部から誰かに性的なアイデンティティーを強要する事-----は元々、子供の性的虐待のケースで用いられた言葉だった。今日、それはすべての小学校で見られる問題である。新しくはない話だが、より手強くなり、広がっている。それから逃れられる女の子はほとんどいない。


私達に何が出来るか?


 子供たちの生活に入り込んでいるメディアの中でエベレスト山のように聳え立ってるのはテレビである。10代になるとインターネットがテレビに代わって主役の座に就くが、テレビは育ち盛りの子供の時間を何千時間も独り占めにする教師である。テレビは居間の一角に座っている。一つ一つの部屋にあることもある。まるで第3の親のようだ。


テレビは何を教えるだろうか?研究者は6つの鍵となるメッセージを突き止めた。


1、最も大切なのは見た目である。

2、あなたの身体的特徴(スタイル、体重、肌質、髪の毛、歯、肌の色、匂い)は決してこれでいいと言う事は無い。

3、セックスは愛や注目、もしくは権力と交換するもの。通貨のようなものだ。

4、知らない人や特に好きでもない人とセックスをするのは正常で楽しいことだ。

5、世界は恐ろしく、孤独で危険な、競争する場所だから、急いだ方が良い。さもないと競争に負けるかもしれない。

6、あらゆる人生の問題に対する答えは、何かを買うことで解決する。


もしあなたがこうしたメッセージに同意するなら、それはそれで結構だ。あなたとあなたのパートナー、そしてテレビは三位一体なのだ。もし同意しないのであれば、行動を起こす必要がある


*子供部屋にテレビを置かない。

*見る番組を意識的に選ぶ。

 家族がテレビを見る範囲を決めておこう。中にはテレビを持たない家族がいる。

 現在、アメリカでは3%の家庭がそのような選択をしており、その数は増えつつある。そうした家庭の子供はより創造的で落ち着きがあり、学校生活をこなし、関心の幅も広い。

 また、一部の家庭は米国小児科学会の指針に従い、3歳以下の児童にテレビを見せないようにしている(米国小児科学会は、テレビが赤ん坊や小児に何の益ももたらさないばかりか、著しい害をもたらすことを発見した。言葉の発達を遅らせ、ストレスをかける、活動レベルを引き下げる、近くや遠くを交互に見る必要があるときに、焦点を固定させることで、視覚にも影響を与えるといった弊害だ)。

 さらに一部の家庭はテレビを持っているが、DVDや録画済みのお気に入りの番組だけを見る。小さな子供は往々にして同じ番組を何度も繰り返し見て、会話や歌を親しむからだ。そのような方法だと、ほとんどどの局にでもある広告や煩わしい中断、怖いニュースやプロモーションをカットすることができる。子供を持つ多くの家庭はめいめいの子供に1日30分、見たい番組を選ばせて、その時だけテレビをつけるようにし始めている。

テレビをつけっぱなしにしないようにしているのだ。


*メディアは半ば偶然、半ば意図的に、若い年齢の女の子はセックスをするべきだと思わせている。

*マスメディアはまだ準備ができていない女の子たちをセクシーにさせることで、有害な影響を与えている。

*若者の愛は性体験を急がされることで、めちゃくちゃにされつつある。

*少女たちは見かけは服装、仲間外れにされないかどうかを気にしてばかりいる。

*見た目重視の傾向はかなり小さい時から始まるので、幼い子供の生活にテレビを持ち込まず、雑誌やメディアをきちんと選択すれば良い。また娘ときちんと話をし、健全なセクシャリティの感覚を育むことが大切である。

*ティーン雑誌は大体が益よりも害の方が大きい。

*セックスは楽しくして美しいものだと言う気持ちを娘の中に育んであれば、将来、準備ができた時、娘が自らの選択で情熱的な性生活を送る助けになる。


2、意地悪な女子たち


いじめの三要素

 いじめは必ず3つの部分からなっている。第一は『加害者』。これは普通、自分自身をよく思っていない人間で、自分の苦しみを他人に転嫁することによって気分良くなろうとするものである。いじめっ子の調査によって分からなったのは、彼らが鬱に苦しんでおり、後年、自殺する傾向があると言うことだった。女の子をいじめた加害者の女の子は、少々孤独で、家庭では辛い時間を過ごしていた。幸せそうで友達の輪を持っている女の子をねたんだようだ。と同時に女の子は小柄だったので、簡単に小突き回せると思ったのだ。


 第二の要素は『犠牲者』。女の子は不当にいじめられたが、そのことによって強くなった。将来、自分自身のことをもっとはっきりと主張するようになるだろう。いじめに対抗してもうまくいかない。いじめる側の子はより大きかったり、徒党を組んでいたりする事が多いのだ。ただし、言葉で対抗する、怒る、助けを求める、いじめられない権利を主張するといった事は全て助けになる


 最後に、『傍観者』がいる。彼らがいじめに反対であることをはっきりと主張し、犠牲者の側に立てば、そして、必要に応じて起こっていることを他人に告げれば、しばしばいじめは止む。それが難しいのは、自分が次の犠牲者にさせれるかもしれないと恐れるからだ。強くない子やあまり自信がない子を守ってやることがいかに大切か娘に話して聞かせ、仲裁するためにどんな言い方ができるかを教えてやろう。

 例えば、「そんなことフェアじゃないわ」「彼女は私の友達よ、ちょっかいを出さないで」「馬鹿な事はやめて」「あなたは彼女を傷つけているわ」といった言い方だ。


 いじめをなくすには、3つのパートそれぞれで解決することが大切である。『犠牲者』は時に、より長期のサポートを受け、力の出し方を磨くことで自信を持つようになる。「いじめっ子は他人の気持ちだけでなく、自分自身の気持ちもより強く意識するようになる。もしかしたら、たくさん痛みを抱えており、本当のケアを必要といるかもしているかもしれないのだ。そして問題に関わっているコミュニティー-----学校、家庭、仕事場は起こっていることを無視するのではなく、正直に話し合うことによって、改善される。


*いじめは5人に1人の子供に影響与えている。日常的に発生し、多大な苦痛を引き起こしている。

*いじめを止めるには3者(犠牲者、加害者、傍観者)全てを変える必要がある。

* 傍観者は批判的なことが多い。あなたの娘は他人がいじめられるを防ぐために、批判的になる術を学ぶことができる。

*ネット上のいじめが問題になるのは、遠くからいじめることが可能になるからだ。対処するためには心の傷を加害者に伝えることで距離を縮めなければならない。

*大人はいじめについて知り、発生したときには行動を起こす必要がある。だが、事態を悪化させるようなやり方をしてはならない。穏便で友好的なやり方で、しかも断固とした行動をとるのがベストだ。

*一部の少女の文化が意地悪なのには、愛情が不足しているからだ。健全で支え合う少女の文化もたくさん存在する。






1992年ノルウェーの研究者たちが、女の子について従来とは一線を画す研究を発表した。女の子たちは攻撃性を忌わむのではなく、怒りを別の形で表現すると言うのだ。

「何らかの理由で、ターゲットに対して、物理的に、あるいは言語を用いて攻撃することができないと、他の方法を探すことになる」。攻撃してはいけないと決められているため、女の子たちは目に見えにくい攻撃に出る。結論として、少女は優しいと言うイメージを覆し、彼女たちの社会生活を『攻撃的』『残酷』と言い当てている。

 その後、ミネソタ大学の心理学者グループがこれらの結果に基づいて、攻撃的行動に3つの種類があることを指摘した。人間関係を用いて攻撃的、間接的攻撃、社会的攻撃の3つである。

人間関係を用いた攻撃とは、『人間関係、つまり、他人に受け入れられていると言う感覚、友情、グループの一員であると言う意識にダメージを与える行為によって、他人を傷つける事』だ。例えば、無視する、仲間外れにする、嫌悪を示す仕草や表情を見せ、相手と他の人との関係を壊す、自分の要求に応えないなら付き合いをやめると脅かす。ここで、攻撃する側される側との人間関係そのものを武器として用いている。

 間接的な攻撃と社会的攻撃も、人間関係を用いた攻撃とつながりがある。間接的攻撃では、攻撃する側が直接ターゲットに対する必要がない。こっそりと振る舞い、相手を傷つける意図など全くないかのように見せる。例えば噂を流すなどして、他人を使うわけだ。社会的攻撃とは、自尊心やグループ内の社会的ステータスを傷つけるものだ。噂を流したり、社会的に排除したりと言う一種の間接的攻撃も含まれる。

 これらの行為をまとめて『裏攻撃』と呼ぶ。

「女の子どうしって、ややこしい」レイチェル・シモンズ著 引用



2017年〜2020年にアメリカで配信された『13の理由 13 reasons why』とうテレビドラマがある。これを2017年にみた時は、衝撃だった。これがティーンエイジャーの抱える問題なんだなぁと毎週必ず観ていた。今は日本でNetflixで観ることが出来るので、ぜひ観ていただきたい。


 あらすじ:ティーンエイジャーのクレイ・ジェンセンが学校から帰宅すると、玄関に7本のカセットテープが入った箱が置いてあることに気づく。それには2週間前に自殺した同級生、ハンナ・ベイカーが自らこの世を去る決断をした13の理由が録音されていた。



3、太りたくないけど食べたい


ダイエットと摂食障害


 世界中のほとんどの国が対処に関する深刻な公衆衛生の危険に直面している。その危機は2つの極端な側面を持っている。方や、学校に通っている子供たちのおよそ4分の1が、『太りすぎ』や『肥満』であると報告されている。他方では全米摂食障害協会は、摂食障害が過去5年間で2倍に増加したと言う恐ろしいニュースを報じている。一部の親が子供たちにダイエットさせるようプレッシャーをかけられているのに対し、娘が一切食べることを拒否するのを見る恐怖と戦っている親たちもいる。恐ろしいのは何一つとして効き目がないことだ。どんなに『肥満』を戒めても、子供たちが太っているし、どんなに摂食障害の危険性を言い聞かせても、その餌食になる女の子が増え続けている。

 各国を代表する健康問題の専門家たちは現在、間違ったところに焦点を当てていることから問題が生じていると信じている。私たちは体重に焦点をあてるべきではない。なぜなら、体重が健康ほど重要ではないからだ。もし焦点を健康へと切り替え、食べることを楽しみ、運動すれば、ずっと良くなることを彼らの調査が示している。


ダイエットはなぜ有害か?


50年に及ぶ長さん驚くべき結論に達したことを知ったら、あなたは驚くかもしれない。ダイエットはほとんど効き目がない、と言う結論だ。ダイエットをした人たちのおよそ95%が2年〜5年の間にリバウンドしている。

 太っている人が太っているのは長期にわたって体重が増えないようにする意志力が不足しているからだと言う信念だ。私たちは太った人を避け、その一員になるのを恐れるよう教えられる。あるいは、すでにも太っているなら、体重を減らしてもっとスリムになるためにできることを何でもするよう教えられる。信じられないことに、こうしたマーケティングや政府によるキャンペーンにもかかわらず、肥満率を下げることに成功した国はどこにもない。健全な食事や定期的な運動は健康改善すれば、著しい減少に導くとは限らない。健康であることに焦点を当てることの方が重要であり、成功しやすい。


太るのを恥じることが事態を悪化させる


 太るのは走ることが、より健康になりたいと言う動機付けの手段としてしばしば用いられる。これは最悪である。だが、調査が示しているところによると、体重を恥じるのは肥満に苦しむ人にとっても、摂食障害に苦しむ人にとっても危険要因であり、定期的に身体を動かしにくくさせる。通常、運動が公共の場で行えることを考えると自分の容姿を恥じている人々、とりわけティーンエイジャーの女の子が身体の線を際立たせる体操着は水着を着たり、身体に注目を浴びることをしたりすることを快く思わないのは納得できる。

 健康を装ったいじめは急速に国家的な気晴らしになりつつある。肥満に対するこうした競騒は私たちは娘を死ぬほど苦しめている。ある研究では、肥満児がいじめられる確率が63%も高いことが明らかにされた。親が何とか子供をいじめから救いたいと思うのは理解できるが、ダイエットをさせても解決しない。そんなことをすれば、自分が悪いと思わせるだけである。


もう一つの極端


 『摂食障害』と言う言葉を聞くと、極端に痩せた人を思い浮かべやすい。だが実際には、過食症に苦しんでいる人たちがしばしば健康的な体重を保っているように、摂食障害に苦しんでいる人たちのほとんどは痩せ衰えてはいない。拒食症ガリガリに痩せるまで食べない-----は確かに体重にこだわっても解決されない。事実、多くの少女は拒食症の友人を、鉄のような意思と自制心を持っていると言うことで賞賛し、崇拝する。最新の研究は、拒食症が飢えによって悪化させる脳の障害であることをほのめかしている。誤った考えや行動を克服するには、集中的な臨床的助けが必要である。さもないと死ぬまでいたら深刻なリスクがある。

 過食がはるかにもっとありふれた問題である。猛烈な勢いで大量の食べ物を食べるのはダイエットに対する自然な反応で、身体が脂肪の蓄えを維持しようとしているのだ。それは食欲を刺激するホルモンの量を増やし、私たちは食べ物に同調させる。その結果、私たちは食べることに執着するようになる。過食は生存を維持しようとする身体の方法なのだ。理由は十分に理解されていないが、拒食症に苦しむ人たちの生理は、生存を維持する方向には『働かない』。多くの拒食症患者は実際に、飢えているときのほうが気分が良いと報告する。だから危険な状態なのだ。


どうすれば娘を助けられるか?

①娘が必要とする役割モデルになる

 もしあなたが体重のことを気にすれば、娘も気にするだろう。ダイエットの話を止め、ダイエットのテレビ番組を見ないようにしよう。細身の服や減量を宣伝する雑誌を家の中におかないようにしよう。ダイエットをすることを考えるのもやめよう。


②冷蔵庫にソフト・ドリンクを入れないようにする


③テレビをつけずに、食卓で一緒に食事をとる

 テレビを見ながら食べると、食べ物に気づけないし、味わえない。自分がたくさん食べたことにも気づかない。『満腹』になったことに気づくのは、十分に食べた数分後である。だから、食卓を囲んでもっとゆっくり食べれば、子供たちは『満腹』だと気づきやすくなる。


④「良い食べ物、悪い食べ物」という言い方をやめる

いつも食べている健康的なものを『日々食べるもの』と呼び、時折、おもてなしをするために用いるものを『時々食べるもの』と呼ぶ。『ジャンク』フードを食べてしまい食べてうしろめたく思うのはなおさら悪い。誰でも暴飲するとうしろめたく感じる。ご馳走をゆっくり楽しんで食べれば、食べ過ぎることがないことを調査結果は示している。


⑤出来るだけ動く

 父親と娘が犬を散歩に連れて行ったり、外でボール蹴りをしたり、家族全員で公園に散歩に出かけたりすれば、取り立てて『運動』をしなくても自然に身体を鍛えられる。


4、わたしを見て


* 今の子供たちは、ポルノ化されたオンライン世界に晒されて育つ第一世代となる。

*ソーシャル・メディアには、多くの利点があり、友達づくりに役立ったり、創作活動などの機会が広がったりする。

*承認欲求の強い女の子は、オンラインの世界で自己愛に浸りすぎてしまう可能性もある。

*オンラインの世界では噂やゴシップがまたたくまに広がり、自傷行為や自殺願望のある少女にとっては自殺の引き金にすらなる。

*親は、まず子供が使うITに積極的に関心を持つこと。フィルタリングや使用時間の制限などの対策を講じ、上手な使い方を模索する努力と工夫が求められる。


親に何が出来るか?


*子供が使うITに積極的に関心を示そう

あなたの子供が最大限のプライバシー設定を用いていることを確認しよう。


*ルールを知ろう

子供は13歳になるまでフェイスブックのアカウントを持てない。子供たちは取り残されていると感じるかもしれないが、私たち親が断固とした態度を取れば、親同士でお互いに助け合える。


*家庭のコンピューターにフィルターをインストールしておこう


*ソーシャル・ネットワークをする時間を制限しよう

快適な睡眠を取るためには、寝る前に画面から離れている時間を持つことが大切だ。


*いつでもコミュニケーションが取れるようにしておこう


*何はさておき、娘と繋がったままでいる努力をしよう

親との強い繋がりは、ティーンエイジャーが危険な行動に走る機会を減らす。


*法律を知っておこう

もし電話やインターネットを通して、嫌がらせや脅しを受けた場合、相手は犯罪者として告発される危険がある。

18歳以上の人が若者の性的な画像を投稿した場合もそうだ。



*根本的に文化を変える運動に積極的に参加しよう



親は女の子とどう付き合えば良いのか?


女の子と母親


 この育てる時、誰も異論を挟まない1つの事実がある。母親が中心であると言うことだ。理由は簡単。母親は役割モデルなのだ。

95%の女の子にとって、母親はここ幼い家から最も強い影響力を持つ同性の人物だと言うことである。家にいる父親がメインの世話人となり、大きな影響力を持つ事はある。叔母や祖母が不在の母親にとって変わることもあるかもしれないが、ほとんどの女の子にとって、母親は女性であることがどういうことか教えてくれる存在である。それは素晴らしいことだ。

 女の子は母親を敬愛することもあれば、憎むこともある。賞賛することもあれば、批判することもある。だが、どのような形をたどると、母親の存在が大して重要ではなかったと言う娘はいない。あなたがいなくなってからずっと後に、娘はあなたの笑顔やあなたのとの触れ合い、あなたに教えられたことや感じさせられたことを思い出すだろう。そして、そのすべてを子供の愛し方に反映させるだろう。そうやって愛を代々で受け継がれていくのだ。


母親は最高の役割モデルになれる

 考えてみれば、子供が成長するときにまだまだければならない事は、信じられないほど複雑である。それは自転車になるとかあれをするといったようなこととは異なる。すべてのことを学ばなければならないのだ。

 忍耐の方法、命令の出し方、自分の言うことを本当にわかってもらうために夫と友好的に議論する方法、疲れた時、士気を高めておくためにユーモアを用いる方法、愛する方法-----これらの事は本で学べるものではない。私たちは他人を見て人間であることを学ぶのだ。役割モデルがいないと、手がかりを掴めず、人生はすこぶる困難になる。

 良い役割モデルがいない人は、しばしばトラブルに巻き込まれたり、刑務所に入ったりする。貧困の母親たちを支援する国際的非営利組織「危険にある母親」の支援者たちは、誰かが子供を親切に躾けるのを母親たちが見たことがなく、子供をつねったり、押し入れの中に閉じ込めたり、顔を叩いたりする所しか見た事がないことがしばしば発見する。他のしつけ方があるのを文字通り知らなかったのだ。

子供たちの脳は見て模倣するよう配線されている。「ミラー・ニューロン」と呼ばれる特別な神経網が私たちの目と筋肉を繋いでいるのだ。だから私たちは他人がする事を観察し、知らず知らずのうちにそれを自分自身の行動に反映させるのだ。あなたは母親や父親が持っていた作法を自分も持っていることに気づくだろう。それがミラー・ニューロンの働きである。子供が成長期に周囲にいた人間に似るのはそのためだ。ミュージシャンはミュージシャンを生み、庭師や動物愛好家は自分と同類の新しい世代を生み出す。あなたを愛する子供はあなたのようになりたいと思う。

 だから、引き締めよう。子供がどうなるかはあなた次第なのだから。あなたの娘はあなたになろうとしている。あなたが基本的な模倣となり、他の役割モデルや要素がそれに付け加えられる。娘はあなたを内部に持ち運んでいるのだ。もしあなたが母親として最高の自分を示すことができれば、娘は良いスタートを切るだろう-----あなたの最良の部分を自分の中に取り込むのだ。


まずはあなたの行動を見直す


*あなたは男性と仲良くやっていけるだろうか?それとも、男性との付き合いは苦手だろうか?

*あなたは良い友達を作り、良好な関係を維持する方法を知っているだろうか?

*あなたはリラックス方法を知っているだろうか?

*あなたは約束を守るために何か必要かを知っているだろうか?

*あなたはこんな長い道を歩み続ける方法を知っているだろうか?


以上のようなことを娘はあなたを通して学ぶのだ

他に私たちがうっかり娘に見せる最も日常的な事がある。その一つがストレス

「子どもを叱らずにすむ方法おしえます」という本の内容で、私が言う度に、親たちがびっくりすることがある。あなたの子供はあなた以上にリラックスする事は出来ないということだ。少なくとも小さいうち、子どものストレス・レベルは母親や父親、さらには近くにいる大人のストレス・レベルにつられて上下するからだ。子供は母親や父親のストレスの波に揺られて動き回るコルク栓に似ている。


 少女たちは母親(父親)が他人を扱う方法を観察する-----他人に親切か、自主的に物事をするか、コミュニティに加わるか、大通りで迷っているように見える人や困っている人を車を止めて助けてやるかなど。

子供を持つと言うことは、自分の感受をチェックし続けることを意味する


模範は行動で示すだけではなく、口で説明する


 娘に模範を示す場合、行動で示すだけでなく、口で説明すると効果的である。口で説明すれば、人々が気にかかる行動をした場合、なぜそのように振舞っているのかの概略を掴めるようになるからだ。

 行儀の悪い振る舞いをする人たちは往々にして何も考えていないゆえにそうする。

子供に物事の順序を教えるのも大切なことである

あなたが持つ様々な価値観も子供たちに説明してやってもらいたい。自分で自分のことをするのはいいことだが、他人を思いやるのも大切である。人とした約束は守らなければならない。ほとんどの状況は何らかの妥協案で解決出来る。全ての人の声を尊重するべきだ。長い目で見れば正直な方が良い。そういった事をしっかり言い聞かせておけば、すぐに効果がなくても、いつの日か、子供があなたの哲学を採用するのを見ることになるだろう。あなたがいないところでも、友達とあなたの考えを実践するようになるだろう。

 だから、あなたが生きる上で核になっている信念は何かを自問してみてもらいたい。それを娘に伝えよう


時には娘をあえて手放す


うまくいけば母親と娘は生涯の友達になる。だが、10代の後半、娘が成長し、自立するには、ある程度の距離が必要である。彼女たちはまだ自分の生活の中で母親とは別の役割も誰を必要とする。それを認める事は、娘にしがみつくことや、娘のよそよそしさを当てつけとみなすのを避けることを意味する。母親にとって辛いかもしれないが、子供は自分だけの空間を必要とするのだ。

女の子と父親


父親は幼い娘たちにとって、ほとんど魔法の存在のように見える。度々知らない場所に出かけていき、その都度、戻ってくる。その声は深く張りがあり、大きい。お菓子の匂いがするが、たいていは良い匂いだ。一緒に楽しんでくれたり、興奮させてくれたりするが、ときには厳しいこともある。父親がいると、母親にもよく微笑みがこぼれる。すべての女の子は父親を愛したいと心から願い、父親に愛されることを望む。

 この数十年間私たちは父親の価値の重要性に気づいた。

 今日、私たちは、父親が母親同様に深く物事を感じ、上手に子供の世話ができ、母親と同じ位重要であるかを知っている(チームとして働く母親と父親はまさに純金である。)積極的に関わる父親を持った女の子は、高い自尊心を持ち、学校の成績も良く、時期尚早に妊娠したり、アルコールやドラッグの問題を引き起こしたりすることが少ないことが多くの調査で明らかにされてきた

 父親は女の子たちにとって頼りになる存在なのだ。

 最近、父親の大切さが認識されたため、父親の株は上がりつつある。兄の若い父親は一世代前の父親より3倍も長い時間、子供たちと話をしたり、遊んだり、教えたりして過ごす。それは大きな変化だ。


*女の子にとって父親は惑星オトコから遣わされてきた特使のようなものである。父親との付き合い方が、その後の男の子との友情や恋愛に大きな影響を与える。

*娘や娘に自尊心を与えてくれる存在であり、父親に愛されない女の子は自分自身を愛せない。

*不機嫌な娘の言うことを傾聴する事は、わがままを聞き入れることとは違う。

悲しいかどうか(あなたが再び留守にする)

 怒っているかどうか(あなたは約束を守らなかった)

 恐れているかどうか(あなたがあまりに運転でスピードを出しすぎる)

*娘に注意をしたい時、「お前は怠け者だ」「お前は家事を手伝わない」「お前はその服装で出かけようとしない」といった頭ごなしのメッセージは避けたい。父親としていかに心配しているか、気にかけているのかが伝わるように話し方にも工夫をすれば娘とのコミュニケーションは改善する。

「(私は)お前が約束した時間に帰ってこなかったんで、肝を冷やしたよ。お前が信頼できると言うことを知りたいんだ。」Iメッセージ(自己開示)を使う。


ティーンエイージャーの娘と戦わない方法


1、あなたの娘はあなたを愛している。あなたは長年娘がそばにいて、優しく接し、彼女の安全や健康を守ってきた。もしあなたが死ぬようなことがあれば、まずは非常に動揺し、永遠にあなたを懐かしく思うだろう。


2、しかし、他方で娘はあなたに苛立ちを感じることもあるだろう。というのもあなたは娘を批判したり、娘の欠点を指摘したりする傾向があるからだ。しかも、最悪の時にやってしまいがちである。

 娘を批判し、口論を始める父親は、娘が自分とは異なる視点を持っている事は受け入れられない。彼女は他人に左右されない独立した人間になりたがっており、あなたが自分を操作しようとすることに極めて敏感なのだ。だから、あなたがカットされると、娘はその場合だけ、かっとなり、全てがおかしくなるのだ。娘は優しく扱わなければならない。

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